ゆるおた学習帳

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M1チップ搭載のiPad Airだー!って言っても、バッテリー持ちはそんなに変わらない?

Apple Eventで新型iPad Airが発表されました。一番気になるのは「M1チップが搭載された」こと。従来のiPad AirではiPhoneと同じチップが搭載されていましたため、今回も従来通り行くだろうという見立てが多かったのですが、予想とは相反してM1チップ搭載の発表。

iPad AirにもM1チップ搭載ヤッター! ……それで、M1チップ、M1チップっていうてはりますけども、M1チップって何のこと?

M1チップとは、Appleが独自設計したマイクロプロセッサ

マイクロプロセッサとは、人間でいう"脳みそ"の役割をするもの。「インテル入ってる」というCMでお馴染み(もう古いかも)のIntelはマイクロプロセッサを作る大手メーカー。少し前までMacはIntelのチップを搭載していました。

2020年11月、Appleが独自設計のM1チップを搭載したMacを発表しました。Apple製品では今まで他社のものを使っていましたが、Apple製品専用のM1チップを使うことにより、より処理速度が速くなり、電力消費も効率よくなりました。

そんなM1チップがiPad Airに搭載された!というわけでパフォーマンスの向上は期待できそうですが、Intel CPUのMac→M1チップMacのように劇的にバッテリー持ちが良くなるわけでは…ない!?!?

前世代iPad Airより60%パフォーマンスが上がった

iPad Airは今までiPhoneと同じ脳みそで動いていました。しかし今回の新型iPad AirはiPhone13と同じ脳みその「A15 Bionic」ではなく、iPad ProやMacBook Airと同じ「M1チップ」が搭載されたことにより、パフォーマンスが60%上がるとのこと(Appleの公表では)。

現段階では処理パフォーマンスが全てiPad Proと同じかどうかはまだわかりませんが、iPad Pro並みにの性能を期待してしまいます。

iPad Airのバッテリーの持ちは良くなら・・・ない?

M1チップに何を期待するかって、それはバッテリーの持ちの良さ!

筆者は2016年のMacBook Pro(Intel)から2020年のMacBook Air(M1チップ)に買い替えたとき、バッテリーの持ちの良さに驚きました。

ただしそれはMacのはなし。iPadシリーズは元々Apple開発のAシリーズ(A15 Bionicとかそういうの)を搭載しています。ざっくりいうと他社製→自社製チップになったMacと、自社製→自社製のiPadとでは比較対象自体が違うということなんですね。

なのでM1チップを搭載してもバッテリーはAシリーズとそんなに変わらない、ということなんです。そんなぁ。

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アップル公式サイトのモデル比較ページより。第4世代も第5世代もバッテリー駆動時間は変わりません。

それでもやっぱりM1チップ搭載のiPad Airは魅力的

2021年に発売されたiPad ProもM1チップが搭載されています。筆者はiPad Proの値段が高すぎて見送っていたので、iPadシリーズにM1チップを搭載してもバッテリー持ちが良くならないことを知りませんでした。

それでもあえてiPad Airを選ぶ理由は、iPad Pro並みのパフォーマンスを期待しちゃうM1チップ搭載、それでいてiPad Proよりはすこしオトクな価格帯であり、尚且つTouch ID、さらに10.9インチというちょうどいいサイズ感…(まだありそう)

14,000円プラスすれば11インチのiPad Pro買えちゃうのが悩みどころ

同じ256GB、Wifiモデルで比較した場合、11インチiPad Pro(第3世代)は 税込106,800円、iPad Airは税込92,800円。その差は14,000円。

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アップル公式サイトのモデル比較ページより。11インチiPad Proと新型iPad Airの比較。

言い換えると14,000円をプラスすれば、超広角カメラになったり、スピーカーも4つになったりするわけですね。

Face IDなのかTouch IDなのか、どのカラーがいいのか、大容量がいいのか・・・余程負荷のかかるアプリを使用する方でなければ、結局好みで選んじゃって良い、それがiPadシリーズ。

悩んでるうちに次の新型が出てしまう。くそ〜5000兆円ほしい〜〜。