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高校「情報I」の教科書を読んでみたい!教科書の買い方

高校「情報I」の教科書を読んでみたい!教科書の買い方

2022年度から高等学校ではプログラミングが必修になります。併せて教科書も大幅に変わるとのこと。今どきの高校生は情報の授業でどんなことを学ぶのでしょうか? また、教科書はどんなふうに変わるのでしょうか?

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高校の「情報I」が必修化、今はプログラミングも学べるらしい

2022年度から高校で「情報I」が必修科目になり、2024年度には国立大学の入試でも必修化される見込みです。併せて「情報I」の教科書が新しく導入されます。

新しい必修科目であるこの「情報I」ですが、どんな内容なのでしょうか?
文部科学省の高等学校学習指導要領を見ると、

  1. 情報社会の問題解決
  2. コミュニケーションと情報デザイン
  3. コンピュータとプログラミング
  4. 情報通信ネットワークとデータの活用

となっています。さらに詳しく知るために、同じく文部科学省の「情報Ⅰ」教員研修用教材を見てみると、プログラミングではScratchなど入門用ソフトで学んで終了…ではなく、フローチャートを書いて実際にコードを書いて…と、より実践的になっているようです。また、プログラミングだけでなく、ネットワーク、API、アルゴリズムなど幅広く、情報科コースで学ぶような内容が必修科目「情報I」に取り入れられた感じでしょうか。

「情報I」教科書ではどんなプログラミング言語を学ぶのか?

学ぶプログラミング言語は教科書により違いがあるようですが、殆どが「Python」と「JavaScript」に対応しています。教科書出版社のサイトでデジタルパンフレットが見れるので、調べてみました。

新編情報Ⅰ | 令和4年度用高等学校教科書・シラバス | 東京書籍
東京書籍の「新編情報I」は、基本はPythonとScratchのようですが、JavaScript、VBA、Swift、ドリトル、micro:bitと合計7つの言語にも対応しているとのこと。「ふりがなプログラミング」シリーズ制作のリブロワークスも協力しています。

令和4年度新版教科書「情報Ⅰ」|高等学校 情報|日本文教出版
日本文教出版の「情報I」は、Pythonを中心にJavaScriptにも対応。巻末にはHTMLとCSSの基本も載っています。

情報 令和4年度用 教科書 - 実教出版
実教出版の「高校情報I」は、プログラミング言語ごとに教科書が分かれています。Python、JavaScript、VBA、Scratchに対応。

高等学校 情報I | 情報 令和4年度高校教科書|数研出版
数研出版の「情報I」ではPython、JavaScriptに加えてVBAも学べる仕様に。

どの教科書にもSDGsに関するページや、生徒向けのQRコンテンツ、また教員向けのデジタルコンテンツなどが導入されていました。

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「情報I」の教科書、実際に買ってみた

高校の教科書だけあって、実務的な部分だけでなく、デジタル化に伴う社会の変化、モラルなども網羅している内容です。ということで、この「情報I」の教科書を手に入れるべく買い方を調べてみました。

教科書は本屋ではなく「教科書取扱書店」で買える

まず、教科書は紀伊國屋やジュンク堂などの普通の本屋さんでは販売していません。「教科書取扱書店」と呼ばれる本屋さんでなら購入可能です。高校に限らず、小中学校の教科書も同じです。

最寄りの「教科書取扱書店」はどこにある?

教科書供給協会のWebサイトで調べられます。ここでは愛知県を例に調べ方を紹介します。

愛知県を例にした教科書取扱書店の調べ方

教科書供給協会のWebサイト「教科書の購入・販売についてのお問い合せ先」へ飛び、自分の地域をクリックします。

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↑愛知県は中高と小学校で分かれている

愛知県内の中学校・高校の教科書を取り扱っている「愛知県教科用図書卸商業協同組合」のサイトに飛び、愛知県内教科書取次店一覧からお住まいの市区町村をクリック。
すると、該当地域で教科書を取り扱っている書店の住所と電話番号などが見られます。

実際に教科書を取り扱ってる書店へ行ってみたよ

1月末ごろ「情報I」が国立大学入試で必須になるというニュースを目にし、「情報I」の教科書が欲しい!と思い、最寄りの教科書取扱書店を調べて行ってみました。ちなみに自転車で10分くらいのところにありました。近い。

学校の教科書は4月以降に買えるとのこと

書店へ足を運んだのは1月末。「情報I」は22年度からの教科書なのでまだ書店に入ってきてない状態でした。店長さんからお聞きしたのは、

  • 2,3月は学校への供給時期。繁忙期で忙しい
  • 一般の人は4月から買える

とのことでした。

また、神奈川県教科書販売株式会社の公式ホームページにある教科書の購入方法のページによると、高校教科書は4月1日以降小中学校教科書は4月16日以降に購入可能とのこと。

学校への供給が完了次第ということなので日付は大まかな目安ですが、もし購入を検討されている方は参考にしてみてください。書店へ行く前に電話で聞いてみることをおすすめします。

4月になったので電話で聞いてみた(4/7追記)

そろそろ教科書買えるかな、と思い近くの教科書取扱店に在庫があるか、購入可能か電話で聞いてみました。

  • 「一般購入」であることと「教科書番号」を伝えるとスムーズ
  • 新課程の教科書は4月中旬以降に取り寄せ可能
  • 学校名がないと注文できないかも

「教科書番号」は文部科学省の教科書目録に記載されている教科書ごとに割り振られている番号です。例えば、東京書籍の新編情報Ⅰは「情I 701」です。

前項で紹介した教科書の教科書番号を調べておきました

  • 東京書籍の新編情報Ⅰ ← 「情I 701
  • 日本文教出版の情報I ← 「情I 710
  • 実教出版の高校情報I (Python) ← 「情I 703
  • 実教出版の高校情報I (JavaScript) ← 「情I 704
  • 数研出版の情報I ← 「情I 708

また、教科書の一般購入というのはイレギュラーなようで、「取扱学校名の情報がないと注文できないかも」と心配そうに伝えられましたが、無事注文して購入することができました!

「情報I」の教科書を読んでみたい!教科書の買い方

↑今回購入した「情報I」の教科書

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時代に合わせて変わる教科書

必修科目としてプログラミングを勉強した10代が社会に出る頃には、社会はさらにデジタル化が進んでいることでしょう。

情報Iの必修科目化につづき、大学入試でも必須になるとしたら、プログラミング学習者人口はさらに増え、現在でいうWord、Excelのようにある程度はできて当たり前の世界がやってくるのかもしれません。

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