ゆるおたマイライフ

アニメのちガジェット、ときどき百合。

2019年、個人的にハマった百合漫画

年々百合漫画の発行部数が増えてませんか?幸せなことに追いつけてません。クルケー(@yurugadget)です。

久しぶりの「百合」カテゴリ更新です。今年もたくさんの百合漫画が公開されました。全てを追えているわけではありませんが、自分が読んだ数少ない中で、個人的にハマった、オススメしたい百合漫画を紹介します。

あの娘にキスと白百合を 10巻(最終巻)

あの娘にキスと白百合を 10 (MFコミックス アライブシリーズ)

ついに、オムニバス青春百合漫画「あの娘にキスと白百合を」が完結しました。缶乃先生の絵もストーリーも大好きだったので終わってしまったことは寂しいですが、綺麗な終わり方で満足しています。

あらすじ:努力する秀才「白峰あやか」と、天才肌のイケメン女子「黒沢ゆりね」の二人を中心に、登場人物それぞれの背景を描いた物語。「あのキス」を紹介した記事もぜひどうぞ。10巻では白峰あやかにとって黒沢ゆりねはどんな存在なのか、今まで出会った沢山の人に聞き、相談をして、「特別」の意味を探っていきます。既出キャラクター総出演で、それぞれその後も丁寧に描かれます。

一巻ごとに中心となるキャラが異なるオムニバスなのもこの漫画の特徴です。あなたにハマる組み合わせに出会えるはず。

 

ヴァンピアーズ(1)

ヴァンピアーズ(1) (サンデーGXコミックス)

あらすじ:14歳になる主人公の一花は、祖母の葬式で見覚えのない親戚・アリアと名乗る異国の美少女と出会う。祖母とは友だちだというアリアだが、どうもワケありのようす。アリアは不思議な能力を使い、一花の生活に身勝手に馴染んでくるものの、アリアの綺麗さに目を奪われ拒否できない一花。アリアとともに裏山の神社に行くが、そこでアリアに「自分を殺してくれ」と頼まれる。

突然ですが、筆者は吸血鬼ものの百合が大好物です。まず、血を吸うという行為がいやらしくないえろさ。さらに、吸血鬼は不老不死なことが多く、そのせいで生じる人間と吸血鬼の途方に暮れるほどの年の差。

この「ヴァンピアーズ」はそのどちらの要素もあって、特に吸血シーンは、もうえろえろなのにいやらしくなくて最高です。淡々と進むストーリーは読みやすくて、クセになります。一花ちゃんの現実的なツッコミと心の声がまた良いです。

「サンデーGX」で連載中、第2巻は年明けごろに発売とのこと。サンデーGENE-X-のサイトで試し読みできるので、吸血シーン一度見てみてください。

 

吸血鬼の食卓

吸血鬼の食卓(1) (コミックジンガイ)

あらすじ:両親が亡くなって、親戚をたらい回しにされてきた花絵は、生活のために「吸血鬼の餌」として吸血鬼である月子の元で暮らす。月子は、前の餌であり、最大の理解者であったフミを3年前に亡くし、心を閉ざしたまま。何不自由ない吸血鬼の餌としての暮らしを守るために、花絵は月子と仲良くなろうとするがーー

この作品の舞台は近代で、吸血鬼であり令嬢でもある月子やその家族の苦悩も描かれます。お家柄を重要視する吸血鬼たちは、嗜好品として人間を餌として飼うという、吸血鬼と人間の立場がハッキリしています。それぞれの吸血鬼がそれぞれの餌を飼っていて、その過去や関係はいろいろ複雑。月子だけでなく、月子の両親のストーリーも見どころです。

またも吸血鬼もの。個人的にはフミの喪失からキンキンに冷え切った月子の心が、おてんばタフガールの花絵に溶かされく様子がとても良いです。たまに入るギャグシーンのおかげでそこまで重くならず読み進められます。

こちらは単行本販売ではなく一話ごとにAmazonを始め電子書籍で販売されています。一話は全36ページ。コミックジンガイのサイトで1話無料、その他も試し読みできます。 

吸血鬼の食卓(1) (コミックジンガイ)

吸血鬼の食卓(1) (コミックジンガイ)

  • 作者:吉田了
  • 出版社/メーカー: ジュリアンパブリッシング
  • 発売日: 2018/11/09
  • メディア: Kindle版
 

 

付き合ってあげてもいいかな(1)

付き合ってあげてもいいかな(1) (裏サンデー女子部)

あらすじ:少し人見知りで内気だった”みわ”は、女の人を好きになる自分のことを誰にも言えずにいた。大学に入り、コミュ力が高くて陽気な金髪の女の子・冴子と知り合う。友達として少しずつ距離を縮めたふたりは、お酒の勢いもあってかお互い「女の子が好き」であることを告白してしまう。冴子はみわに提案する。「せっかくだから、付き合ってみない?」

現代百合部門でオススメしたい百合漫画は、たみふる先生の「付き合ってあげてもいいかな」。元々はオリジナル創作で、コミティアで発行されていました。商業連載(≒長期連載)ということでより各キャラの背景も細かく描かれています。

この作品の一番の推しどころは「キャラクターのリアルさ」です。タイトルからもわかる通り、お互いどこか妥協してる部分があり、その縺れが各話に散りばめられています。運命の出会いのような少女漫画的恋愛物とは対照的であるものの、その人間味あふれるリアルさにそれぞれのキャラクターに深く共感します。あらすじを書くために一話をもう一度見返したのですが、二人の性格が一話からしっかり形成されているのがわかります。

その人間味のあるリアルさは主人公の二人だけではありません。大学内の友人たちもそれぞれの背景を持ち、個性を出しながら展開していくので、単なるご都合キャラで終わらないのがこの漫画のいいところ。人間味のあるリアルさ故に、もどかしい思いをする読者もいますが、私はこのねっとりしたリアルさが大好物です。

「付き合ってあげてもいいかな」は、現在マンガワン(アプリ)で連載中。アプリ自体は無料なのでとりあえず一話をご一読ください。最初かられずってます。

 

以上、2019年に個人的にハマった百合漫画でした。オススメするタイトルを絞って思う存分書いたのでとても気持ちよかったです。

2018年は社会人百合をオススメしたのに対して、図らずも今回は全て学生百合でした。こうやって比較してみると、現状では長編ものは学生、社会人百合は短編ものが多い気がします。社会的な立場を課せられた大人女性たちの百合は、その恋愛模様を掻い摘んだものが作品になるのでしょうか。これは次回百合学会までの課題となりそうです。

来年も、よい百合年を。