最近巷でよく聞く「Z世代」。なんとなく若い世代を指していることはわかるけど、具体的に何年生まれなのか、なぜ「Z」と呼ばれているのかがわからない。
今回は「Z世代」の定義を調べるとともに、日本の世代区分と比べてみました。
Z世代は1995年〜2009年生まれ
「Z世代」の定義(Wikipediaより引用)
ジェネレーションZ(英: Generation Z)、Z世代(ゼットせだい)とは、アメリカ合衆国や英語圏、日本などにおいて概ね1995年後半から2009年までに生まれた世代のこと[2]。生まれながらにしてデジタルネイティブである人類初の世代である。ジェネレーションY(概ね1980年-1994年生まれ)に続く世代であることから「Z」の名が付いている。
- 「Z世代」=1995年〜2009年生まれ
2022年現時点で13歳〜27歳
説明の中に「ジェネレーションY」という新しい用語が出てきました。
「ジェネレーションY」「ジェネレーションX」の定義も見ていきましょう。
ジェネレーションX(英: Generation X)、X世代(エックスせだい)とは、アメリカ合衆国などにおいておおむね1965年から1979年に生まれた世代のことである[2]。ベビーブーマー(おおむね1950年-1964年生まれ)の次の世代で、
ダグラス・クープランドの著書『ジェネレーションX〜加速された文化のための物語たち(英語版)』に由来する。
ジェネレーションY(英: Generation Y)、Y世代(ワイせだい)とは、アメリカ合衆国などにおいて概ね1980年から1994年までに生まれた世代のことである。 インターネット普及前の時代に生まれた最後の世代で、幼少期から青年期にIT革命を経験したデジタルネイティブの最初の世代でもある。
- 「X世代」=1965年〜1979年生まれ
2022年現時点で43歳〜57歳 - 「Y世代」=1980年〜1994年生まれ
2022年現時点で28歳〜42歳
この「Z世代」という定義はアメリカで用いられているもので、「X世代」→「Y世代」→「Z世代」と続いていることがわかりました。
そこで、このアメリカ基準の区切りに日本の元号を照らし合わせてみました。
X世代、Y世代、Z世代を和暦で書くと・・・
- X世代=昭和36〜50年生まれ
- Y世代=昭和55年〜平成6年生まれ
- Z世代=平成7〜21年生まれ
さらに日本には「ゆとり世代」や「さとり世代」のようにな世代区分もあります。それも表に追加してみました。
日本の世代年表とアメリカの世代年表を並べてみた
こうして日本の世代区分と照らし合わせて見ると、「Z世代」のイメージがつきやすくなってきました。
この表を元に「Z世代」を日本式に言い換えると、
- 「平成7年以降に生まれた」「さとり世代」と「脱ゆとり世代」。
デジタルネイティブともいわれるZ世代
「Z世代」と合わせてよく言われるのが、「デジタルネイティブ」という表現。こちらも一緒に見ていきましょう。
デジタルネイティブの定義
「デジタルネイティブ」とは、マーク・プレンスキー氏の著書で定義されているもので、"生まれながらにITに親しんでいる世代"(Wikiより)。こちらは定義が曖昧で、年代にように明確ではありません。
そこで、朝日新聞デジタルに記載されている「IT革命-ビジュアル年表(戦後70年)」の記事を参考に主なパソコン、携帯、スマホの発売日などを表に追加してみました。
Z世代がこの世に誕生しまだ赤ちゃんだった時、世の中ではWindows95やiMacが発売され、大人たちはケータイで写メを撮り、iPhone発売に沸いていました。
Z世代が物心がついた頃には、スマホが普及していたということですね。
まとめ
- X世代:1965年〜1979年/昭和36〜50年生まれ
- Y世代:1980年〜1994年/昭和55年〜平成6年生まれ
- Z世代:1995年〜2009年/平成7〜21年生まれ
Z世代を日本式に言い換えると、「平成7年以降に生まれたのさとり世代と脱ゆとり世代」。
X世代やY世代、つまり昭和生まれや平成初期生まれが経験してきた「IT革命」が起きている時に生まれ、スマホの普及とともに成長してきた平成生まれがZ世代と言えます。
今回は和暦とIT革命を元にZ世代を紐解いていきましたが、各世代の考え方の違いを理解するには、各時代背景ももっも勉強する必要があるなぁと思った次第です。
今回使用したツール:THE TIMELINE | スプレッドシートからきれいな年表を自動作成